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ROAMING GUIDE

データローミングとは?海外旅行前に知っておく設定と料金

海外旅行の直前に「スマホの設定はこれで合っている?」「うっかり高額請求にならない?」と不安になりやすいのがデータローミングです。ここでは、データローミングの仕組みと、高額請求になる条件・ならない使い方、iPhone/Androidの設定方法、帰国後に戻す手順まで、やさしく整理します。

結論

データローミングをONにしただけで高額請求になるわけではありません。料金は加入しているプランで決まります。海外データ通信が定額(各社おおむね680円〜1,200円/24時間)か、対象プランで追加料金なしなら、決められた範囲で使えます。

手配そのものを無くしたい場合は、ahamo(NTTドコモのオンライン専用プラン・月額2,970円/30GB)のように、対象91の国・地域で申し込み不要・追加料金なしのまま月間データ容量の範囲で使えるプランもあります。ただし海外での利用開始から15日を超えると速度制限(送受信最大128kbps)があり、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されないため、長期滞在・留学には向きません。

データローミングとは

データローミングとは、契約中のスマホの回線を、海外にいる間だけその国の提携通信会社の回線に切り替えてデータ通信を使う仕組みのことです。日本の携帯会社は海外の通信会社と提携しており、渡航先ではその提携先の電波を借りる形になります。端末の設定で「データローミング」をONにすると、海外でも地図・検索・SNS・メッセージなどのデータ通信が使えるようになります。

通話・SMSの「ローミング」と、データ通信の「データローミング」は別の項目です。海外でデータ通信を使いたいだけなら、ONにするのはデータローミングです。日本国内では提携回線を使わないため、ローミングはOFFのままで問題ありません。海外で使うときだけONにし、帰国したらOFFに戻すのが基本の使い方です。

ONにすると高額請求される?

「データローミングをONにした=即高額請求」ではありません。料金がどうなるかは、加入しているプランによって決まります。ポイントは、海外データ通信が「定額(もしくは対象プランで追加料金なし)」か、「従量課金」かの違いです。

定額・対象プラン加入

海外データ通信の定額プランや、海外でもそのまま使える対象プランに入っていれば、決められた料金・データ量の範囲で使えます。使いすぎても青天井にはならず、料金の見通しが立ちます。

従量課金のまま

定額の海外データ通信に加入せず、パケットパック等の対象外の状態で使うと、通信量に応じた従量課金になります。海外の従量料金は国内の感覚より割高なことが多く、動画や地図を使い続けると高額になる恐れがあります。

つまり、高額請求を避けるためにやることはシンプルです。日本にいる間はデータローミングをOFFにしておき、海外で使うときだけONにする。そして出発前に、自分の契約が海外データ通信の定額プランや対象プランに入っているか(=従量課金のまま海外で使ってしまわないか)を確認しておく。この2点で、想定外の請求はほぼ防げます。

追加料金なしで使えるプランもある

対象91の国・地域

ahamoなら申込不要・追加料金なしで使える

1日あたり定額のプランは渡航のたびに申し込み・予約が要りますが、ahamoは月額2,970円(税込)・30GBの料金のまま、対象91の国・地域では手続きが不要です。SIMやWiFiの手配・受取・返却もなく、着いたらデータローミングをONにするだけで、30GBの月間データ容量をそのまま使えます(大盛りオプションに入っていても海外分は30GBまで)。

キャリア別の海外データ通信プラン

主要キャリアの海外データ通信(定額・対象プラン)の代表例です。料金・条件は各社公式の記載にもとづく2026年8月時点の目安で、プランや渡航先により異なります。最新の条件は各社公式でご確認ください。

キャリア別の海外データ通信プラン
キャリアプラン料金の目安データ・条件申込
ahamo海外データ通信(標準プランに込み)追加料金なし(月額2,970円・30GB)対象91の国・地域で月30GBまで。海外での利用開始から15日を超えると送受信最大128kbps(日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されない)申し込み不要。渡航先でスマートフォンの「データローミング」をオンに設定するだけ
公式で確認
ドコモ世界そのままギガ通常プラン: 1時間200円・24時間980円・2日〜30日は1日あたり980円契約中の国内パケット定額サービス・料金プランのデータ量を海外でそのまま利用(通常プランは200以上の国・地域が対象)。日本国内のデータ量を超過すると速度制限がかかる事前申し込みが必要(月額無料)。My docomo・ドコモショップ・ドコモ インフォメーションセンターから申込み可
au・UQモバイルau海外放題事前予約ありの「予約割」(1〜30日間、17の国・地域限定): 800円/24時間 ※1/事前予約ありの「予約割」(サービス提供対象の国・地域すべて): 1,000円/24時間 ※1/事前予約なし(1〜8日間、サービス提供対象の国・地域すべて): 1,200円/24時間データ容量を気にせず利用可能、テザリングも利用可能(海外データ使い放題にはテザリング通信も含む)。一定期間内(24時間単位)に大量のデータ通信があった場合は通信速度を制限することがある。テザリング利用はauはテザリングオプションへの加入が必要、UQ mobileは申し込み不要「予約割」は専用アプリから日本国内での事前予約が必要
ソフトバンク海外あんしん定額(定額国L)980円/24時間定額国Lはデータ無制限。利用開始から24時間を1単位期間とし、単位期間内のデータ使用量が10GBを超えた場合、次の単位期間開始まで通信速度を最大4.5Mbpsに制限。ただしこの制限は2027年春以降の当社案内日から開始予定で、現時点では未実施「世界対応ケータイ」と「海外あんしん定額」の両方への加入・申し込みが必要(一定条件を満たす場合は「海外あんしん定額」も申込みをしたものとみなされる)
楽天モバイル海外ローミング海外利用分の2GBはプラン料金に含まれる(追加費用なし)飛行機内を含む海外指定107の国・地域で海外ローミング利用可(2026年4月8日時点)。データ通信はプランのデータ利用量に加算され、2GB超過後は最大128kbps申し込み不要(データローミングON)
povo海外ローミングトッピングエリアトッピング 1GB/3日間: 韓国680円、アメリカ760円、ヨーロッパ9カ国840円レギュラートッピングは90以上の国・地域(日本からの渡航先の約95%をカバー)、ワイドトッピングは160以上の国・地域(レギュラートッピング地域を含む)。海外データ通信の速度制限についての記載なしアプリでトッピング購入(申込不要)
ワイモバイル海外あんしん定額(定額国L)定額国L:980円/1日定額国L:データ無制限。24時間を1単位期間として計測し、単位期間内のデータ使用量が10GBを超えた場合、次の単位期間の開始まで通信速度を送受信最大4.5Mbpsに制限。この制限は2027年春以降の当社が別途案内する日から開始(現時点では未開始)申込必要。「世界対応ケータイ」への加入を確認のうえ「海外あんしん定額」に申し込みが必要
LINEMO海外あんしん定額(定額国L)980円/1日間(定額国L、LINEMOベストプラン/ベストプランV対象、月1回無料)定額国L(LINEMOベストプラン/ベストプランV対象): 200カ国以上でデータ無制限、31日間まで日単位で申込可。24時間で10GB超は速度制御(最大4.5Mbps、開始時期の明記なし)「世界対応ケータイ」(無料)への加入が必要。加入すると「海外あんしん定額」が自動適用され、別途申し込み不要

データローミングの設定方法(端末別)

実際の設定手順は、お使いの端末で確認できます。画面つきの手順ガイドを用意しています。

帰国後の設定(ローミングをOFFに戻す)

帰国したら、データローミングをOFFに戻しておくのがおすすめです。日本国内では提携回線を使わないため、ONのままでも通常は国内回線が使われますが、OFFに戻しておけば、次の渡航まで意図しないローミング通信が発生する心配がありません。設定場所はONにしたときと同じで、iPhoneは「設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → データローミング」、Androidは「設定 → ネットワークとインターネット → SIM → ローミング」から切り替えられます。

海外データ通信の定額プランを日単位・都度で申し込んでいた場合は、あわせて解約・自動更新の有無も確認しておくと安心です。渡航先や日数から手段を選び直したいときは、料金シミュレーターや通信手段の比較で見直せます。

よくある質問

データローミングと海外用WiFi(レンタルWiFi)の違いは何ですか?

データローミングは、いま使っているスマホの回線をそのまま海外の提携会社の回線に切り替えて使う仕組みです。端末の設定をONにするだけで、機器の受け取り・返却は必要ありません。一方のレンタルWiFiは、通信用の小型ルーターを別に借りて持ち歩く方法で、複数人・複数端末で分け合えるのが特長です。どちらが安いかは渡航先・日数・人数で変わるため、料金比較や渡航先別の目安で確認できます。

機内モードにしているとデータローミングは使えませんか?

機内モードをONにすると、モバイル回線(データローミングを含む)はすべて遮断されます。機内モードのままでもWiFiだけは個別にONにできますが、ローミングでデータ通信を使いたいときは機内モードをOFFにし、データローミングをONにする必要があります。逆に、渡航中に不用意な通信を避けたいときは機内モードが役立ちます。

データローミングをONにすると料金はどれくらいかかりますか?

料金は加入しているプランで大きく変わります。1日あたり定額のプラン(各社おおむね680円〜1,200円/24時間)に入っていれば、決められた料金・データ量の範囲で使えます。ahamoのように、対象の国・地域では申し込み不要・追加料金なしで月間データ容量の範囲のまま使えるプランもあります。何も加入せず従量課金のまま使うと、通信量に応じて高額になる恐れがあるため、渡航前に自分の契約が定額・対象プランかどうかを必ず確認してください。

海外に行かないときはデータローミングをオフのままでよいですか?

はい。日本国内でふだん使う分には、データローミングはOFFのままで問題ありません。ローミングは海外の提携回線を使うときの機能なので、海外で使うときだけONにし、帰国したらOFFに戻すのが基本です。